今日はG1フェブラリーSについてブログを書こうと思います。
フェブラリーSは、日本のダート界の最高峰とも言えるレースで、出走する馬はトップクラスの馬ばかりです。このレースの魅力は、スピード感と迫力にあります。その為、レースは常に緊張感があり、最後まで目が離せません。なので、フェブラリーSは競馬ファンだけでなく、競馬初心者の方にもおすすめのレースです。
また、昨年の今頃も囁かれていた事がありました。それは、ダート路線は混戦模様と言うよ様な言葉!
しかし、1年を振り返ってみると、フェブラリーS、チャンピオンズCと国内のG1を他馬を寄せ付けない先行押し切りの王道レースで連勝としダート路線『国内最強馬の称号』を手に入れたレモンポップなのではないでしょうか。
過去にはコパノリッキー、ゴールドドリーム、インティ、ゴールドアリュールなどの名馬が優勝していますが、今年のフェブラリーSはどんなレースになるのでしょうか?ゆっくり見てみましょう。
今年は、去年の勝ち馬レモンポップが海外遠征でいません。また、フェブラリーSの前哨戦となるレースの勝ち馬や重賞を連勝している馬が不在です。それが今年1番の特徴だと思っています。
しかし、昨年末の『G1チャンピオンズCや東京大賞典』で好走している強豪馬が揃っており混戦模様で、今年に限りどの馬にも勝つチャンスが有ると思います。では、出走予定馬の中から注目すべき馬を5頭見て行きたいと思いますので最後まで楽しくご覧になって下さい。
昨年の勝ち馬、根岸S、武蔵野Sの勝ち馬不在の特殊なレース
注目馬① オメガギネス
まずは、ネット競馬を参照にして行きます。現段階では、想定1番人気に推されるのはオメガギネス。
この馬の主戦騎手は戸崎騎手でしたが、今回はルメール騎手を確保していてダート戦は5戦3勝です。
前走は、先月1月21日に行われたG2の東海S(京都競馬場1800m 重)2着のレースです。
『オメガギネスの特徴は、天気に左右されない脚質と感じています。』
馬場不毛で、良馬場、稍重、不良馬場でスピードとスタミナを兼ね備えた万能型で、1600 〜1800mでは東京、中山、中京、新潟とコースに関係なく結果を出しています。ただし、今回のフェブラリーSの斤量は58キロ。今まで経験したことのない斤量で始めて経験する58キロがG1。騎手がルメール騎手ですが過度な期待は避け、改めて枠や追い切りのタイム等が出てから考えて行きたいと思います。
馬券期待度
過去10年 ルメール騎手のフェブラリーSの着順
2023年 | テイエムサウスダン | 8番人気 | 14着 |
2022年 | テオレーマ | 10番人気 | 14着 |
2021年 | カフェファラオ | 1番人気 | 1着 |
2020年 | モズアスコット | 1番人気 | 1着 |
2019年 | 騎乗なし | ||
2018年 | ベストウォーリア | 8番人気 | 10着 |
2017年 | ノンコノユメ | 4番人気 | 7着 |
2016年 | ノンコノユメ | 1番人気 | 2着 |
2015年 | 騎乗なし | ||
2014年 | 騎乗なし |
この結果から分かるのは、ルメール騎手がフェブラリーSで1番人気の場合は、3戦中(2.1.0)
*オメガギネス(ルメール騎手)を外して馬券を購入するのは危険だと考えます。
騎手期待度
注目馬② ウィルソンテソーロ
次に、想定2番人気になるであろうの馬は、昨年のチャンピオンズカップを豪快な末脚を見せて2着を確保したウィルソンテソーロです。この馬は芝のレースでデビューし3戦しましたが、芝では結果が出ずダートに変わり11戦7勝という素晴らしい成績を出しています。
東京1600mダートのレースは2戦2勝と相性の良いコースと思います。前走の東京大賞典では、原騎手の先行策が嵌まり、最後は1番人気のウシュバテソーロの末脚に半馬身屈しましたが、本来は末脚が魅力の馬なので中団からの差し切りを見せて欲しいと考えています。
また、原騎手から松山騎手に乗り替わりになりますが、松山騎手お得意の5~7番手追走から差し切り勝ちを期待したいと思ってます。
馬券期待度
過去10年 チャンピョンズC好走馬の次走フェブラリーS 出走馬
2023年 次走 | 1着レモンポップ サウジ(海外) | 2着ウィルソンテソーロ G1 東京大賞典 2着 | 3着ドゥラエレーデ G1 東京大賞典 3着 |
2022年 次走 | 1着ジュンライボルト サウジカップ(海外) | 2着クラウンプライド サウジカップ(海外) | 3着ハピ G3 マーチS |
2021年 次走 | 1着テーオーケインズ サウジカップ(海外) | 2着チュウワウィーザード G1 川崎記念 | 3着アナザートゥルース G1 東京大賞典 |
2020年 次走 | 1着チュウワウィーザード サウジカップ(海外) | 2着ゴールドドリーム 引退 | 3着インティー G2 東海S |
2019年 次走 | 1着クリソベリル サウジカップ(海外) | 2着ゴールドドリーム G1 東京大賞典 | 3着インティー G2 東海S→フェブラリーS 14着 |
2018年 次走 | 1着ルヴァンスレーヴ G1 かしわ記念 | 2着ウェスタールンド G3 アンタレスS | 3着サンライズソア フェブラリーS 6着 |
2017年 次走 | 1着ゴールドドリーム フェブラリーS 2着 | 2着テイエムジンソク G2 東海S→フェブラリーS 12着 | 3着コパノリッキー G1 東京大賞典 |
2016年 次走 | 1着サウンドトゥルー G1 東京大賞典 | 2着アウォーディー G1 東京大賞典 | 3着アスカノロマン G2 東海S→フェブラリーS 15着 |
2015年 次走 | 1着サンビスタ 引退 | 2着ノンコノユメ フェブラリーS 2着 | 3着サウンドトゥルー G1 東京大賞典 |
2014年 次走 | 1着ホッコータルマエ G1 東京大賞典 | 2着ナムラビクター G2 東海S→G3 アンタレスS | 3着ローマンレジェンド G1 東京大賞典 5着 →フェブラリーS 5着 |
この結果から分かるのは、チャンピオンズC→東海S→フェブラリーSのローテーションは厳しいと言うことが分かると思います。
*今年の出走馬でチャンピオンズC→東海S→フェブラリーSのローテーション馬はいませんでした!
そして、レモンポップが不在なレースと言う事で、チャンピョンズCから東京大賞典組の多さ。
過去10年、チャンピオンズC→東京大賞典→フェブラリーSのローテーション馬は2014年のローマンレジェンドしか居ませんので比較になりませんが東京大賞典をはさんだ事による馬の消耗は厳しいのでは無いかと考えます。
2015年、ノンコノユメ 2017年、ゴールドドリームのローテーションが理想
注目馬③ レッドルゼル
そして、現段階5番人気想定ですが、今年のフェブラリーSでは実績No.1のレッドルゼル。
年が明け8歳馬となりますが、昨年のフェブラリーSでは、川田騎手を背に大外の8枠から上がり3ハロン1位の35.7秒の末脚を使って2着になっている馬です。このレッドルゼルも新馬戦は芝です。新馬戦は1400mで2着。次走の2走目以降よりダートを走っていて、ダートG1ではまだまだ油断してはいけない実績馬です。
2020 | G3 | カペラS | 1200m | 2着 | 4歳 |
2021 | G3 | 根岸S | 1400m | 1着 | 5歳 |
2021 | G1 | フェブラリーS | 1600m | 4着 | 5歳 |
2021 | G1 | ドバイ | 1200m | 2着 | 5歳 |
2021 | G2 | 東京杯(地方交流) | 1200m | 3着 | 5歳 |
2021 | G1 | JBCスプリント | 1400m | 1着 | 5歳 |
2022 | G1 | ドバイ | 1200m | 2着 | 6歳 |
2022 | G2 | 東京杯(地方交流) | 1200m | 1着 | 6歳 |
2023 | G1 | フェブラリーS | 1600m | 2着 | 7歳 |
2023 | G3 | 武蔵野S | 1600m | 3着 | 7歳 |
この様に、ダート短距離重賞では、レッドルゼルという馬を知らない人はいないでしょう。
また、北村騎手はレッドルゼルの新馬戦で手綱を握っていた騎手。川田騎手、横山騎手以外の騎手と考えた時、北村騎手に戻るのは悪くないと考えます。
馬券期待度
過去10年 8歳馬のフェブラリーS好走馬
競馬の予想をするに当たり馬の年齢は必ずチェックすると思います。ここでは過去10年で8歳以上の馬が馬券に入っているかを簡単に見てみます。
これはありがたい情報です!やっぱり若い馬の方が体力も有ると思うから参考にします!
- 2021年 エアスピネル 2着
- 2021年 ワンダーリーデル 3着
- 2018年 インカンテーション 3着
注目馬④サンライズフレイム
フェブラリーS前哨戦の根岸S3着のサンライズフレイム。今年の根岸Sは過去10年で勝ちタイムが1分24秒1と最も遅いレースでドスローなレースでサンライズフレイムの脚質には厳しいレースでした。
勝ち馬のエンペラーワケアは好位でレースを進め、同馬はエンペラーワケアより2馬身程後ろの位置。
4コーナーを過ぎた辺りからエンペラーワケアは35.2秒の末脚を伸ばし勝利。サンライズフレイムも末脚を伸ばしますが、3着を確保するのがギリギリでエンペラーワケアとの差は約3馬身差。
現状、G3の根岸Sで3着と完敗して厳しい状況には変わりは無いですが、今回のフェブラリーSは、先行馬も揃っているメンバー構成ですから、根岸Sの様なスローのレースにならないと考えています。その為、2走前のオータムリーフSで見せた豪快な末脚を発揮出来るレースでは無いでしょうか。
馬券期待度
過去10年 根岸S 3着馬から巻き返しは有るのか
根岸S 3着馬のみ掲載します。
2023年 | バトルクライ | 欅(けやき)S |
2022年 | タガノビューティー | ポラリスS |
2021年 | タイムフライヤー | かしわ記念 |
2020年 | スマートアヴァロン | プロキオンS |
2019年 | クインズサターン | フェブラリーS 11着 |
2018年 | カフジテイク | ながつきS OP |
2017年 | エイシンバッケン | フェブラリーS 4着 |
2016年 | グレープブランデー | フェブラリーS 11着 |
2015年 | アドマイヤロイヤル | フェブラリーS 12着 |
2014年 | シルクフォーチュン | 東京盃 |
過去10年 根岸Sの3着馬の最高着順は2017年のエイシンバッケンの4着と言う事でかなり厳しい挑戦になるレースだと思います。
注目馬⑤シャンパンカラー(大穴馬)
前走、2023春のG1安田記念から休み明けからダートに挑戦するシャンパンカラー。現状、芝のレースを中心に走って来た馬のフェブラリーSの登録は、ガイアフォース、シャンパンカラー、ジャスティンカフェ、カラテの4頭。共通するのは、3頭ともに芝のレースでファンの多い馬です。
そこで、私が何故シャンパンカラーに目を付けたかと話すと、前走のNHKマイルのレースです。JRA公式では稍重と記録にありますが、レースの見た目は重馬場に見える馬場状況。前を走っている馬が総崩れのレースで1、2、3着の馬は後方にいた馬の決着。あの馬場を走れる様であれば、超高速馬場でない今の東京競馬場で有れば走れてもおかしくないと判断しています。
①東京ダート1600mのコースは、東京2000mと同じ様に癖があるコース
②芝スタート(2コーナーの奥よりスタート)で、内枠と外枠で芝を走る距離が違う
③内枠は約150m、外枠は約30m芝部分が長い
④3〜4コーナーはほぼ平坦
⑤最後の直線距離は501.6mで、日本のダートコースで最長距離
このような特殊なコースですが、シャンパンカラーのスタートは悪くありませんので好位を取れる馬と言うのも1つのポイントと認識したいです。
また調教タイムも出しており期待したいです
2月9日 | 美浦D | 左回り | 6F追い | 80.8 | 64.0 | 50.2 | 37.0 | 23.4 | 11.1 |
2月4日 | 美浦D | 右回り | 6F追い | 105.1 | 79.3 | 61.4 | 43.7 | 28.6 | 14.0 |
馬券期待度
以上のように、フェブラリーS2024は混戦を制するのは「どの馬だか分かりません。」
しかし、それだけに面白いレースになると思います。
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